[Modern]禁止改訂後の青トロン
2015年3月2日 モダン暫くぶりにモダンの話をしようと思う。
時間はかなり遡ってしまうが、GPのサイドイベントでデッキテクを受けた際に、私は「デルバーと殻、トップメタに勝てるように調整した」と言った。
その結果は、ビルダー・チューナーを自称する私としてはそれなりに誇れるものだったとしておく。
ただ、環境は変わった。
《宝船の巡航》《出産の殻》、とついでに《時を越えた探索》禁止。
環境の高速化に歯止めをかけた呪文が軒並み禁止になった。
私のトロンはと言えば、元々中速(当時のデルバーは墓地肥やしから巡航ドローといった相手のライフに関わらない動きが多く、結果的にさほど早くはなかった)を狙った構成にしてあり、その速度で新環境に突入しようものなら四散爆破は必至だろう。
ならどうするか。組みなおす。
ということで調整後がこちらになる。まあ調整というか8割組み直しのレベルなのだが。
メイン 60
4 《ウルザの塔/Urza’s Tower(9ED)》
4 《ウルザの鉱山/Urza’s Mine(9ED)》
4 《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant(9ED)》
1 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》
10 《島/Island(ALA)》
4 《宝物の魔道士/Treasure Mage(MBS)》
4 《大建築家/Grand Architect(SOM)》
3 《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》
2 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
1 《隔離するタイタン/Sundering Titan(DST)》
1 《加工/Fabricate(M10)》
4 《差し戻し/Remand(RAV)》
4 《卑下/Condescend(5DN)》
3 《撤廃/Repeal(GPT)》
4 《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》
4 《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance(MRD)》
2 《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》
1 《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
サイド 15
1 《太陽のしずく/Sun Droplet(MRD)》
1 《加工/Fabricate(M10)》
1 《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
1 《ウルザの鎧/Urza’s Armor(USG)》
2 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
3 《払拭/Dispel(RTR)》
3 《押しつぶし/Squelch(CHK)》
3 《徴用/Commandeer(CSP)》
その名も、大建築家トロン。
コンセプトは至って単純で、マナ捻出手段をウルザランドと《大建築家》の二枚看板にする、というもの。
中身についてもある程度触れておく。
マナベースは一般的な青トロンと同じ土地23+マナアーティファクト4枚。正し廃墟とウルザランドの固定枠以外は全て島だ。《地盤の際》《幽霊街》《雲の宮殿、朧宮》《トレイリア西部》は全て不採用。
殆どのデッキが土地破壊をトロン対策に積むのに対して青トロンは往々マンランド対策に積むのだが、そもそもこんな土地を置いている時点でワンテンポ遅れている証拠であり、さらに起動して自身のテンポを損なうのはナンセンス過ぎる。《大建築家》というダブルシンボルを主軸にしていることもあり無し。
朧宮は大体の場合『たまに山になる島』程度の認識で正解だ。自己回収により自ターン青スペル+相手ターン打消しという動きが出来るが、2行動できる量のマナを出せるなら島も複数置いて然り、かウルザ土地の引き過ぎだ。別にあっても良いが血染めケアで不採用。
《トレイリア西部》は特に理由無し。というか青トロンでこんなゴミ積んでる余裕があるなら《ウルザの工廠》入れておいた方が大分マシだ。というかアンタップインするという理由だけで森とかの方がマシまである。唯一の例外はエンジェルパクト(《白金の天使》+《否定の契約》コンボを採用した型)ぐらいだ。
生物。
《大建築家》を生かすために《宝物の魔道士》はフル採用。2/2ならお茶を濁すくらいならできる、というのは調整中に実感したのでそのまま。最終的に探す先が無い場合が殆どだが、そうなってるときはたぶん負けてるか勝ってるかなので気にする必要はない。
《真面目な身代わり》も若干多いが、これは2tタリスマン3t身代わりから4tワームのプランを見据えた結果。要するにサブプランだ。《大建築家》のマナから出したり、《大建築家》の能力でマナ出したりと案外汎用性が高く、地味にクロック期待もできる。
大きいところはいつも通りなので割愛。
呪文。《知識の渇望》消滅。手札が土地に塗れた際のバックアップが効き辛くなったが、変わりに入っているのが《大建築家》なので止む無し。
他は置物含めいつも通りなので割愛。
サイド。バーン対策が特になかったので《太陽のしずく》と追加の《ワームとぐろエンジン》。ワームを探す際はほぼ2/2がおまけでついてくる状態なので案外盤面を保てることが多い。
後は《徴用》を水増しした。元々サーチ先だったが、サーチ元が消えたので単純に水増ししてカバー。性能は折り紙付き。
一応《押しつぶし》が入ってあるがこちらは《計略縛り》と応相談。前者ならスケープシフト相手に、カナスレの《もみ消し》のような形で使っていく。後者はどちらかというとストーム潰しだ。現状では、ストーム相手なら《炎の中の過去》から裏面まで撃たれて結局死にそうという理由から《押しつぶし》採用、ストーム対策を《ウルザの鎧》に任せている。
現状ではこんな感じになった。もし使ってくれる奇特な方が居られるのならば、ぜひ感想をいただきたいと思っている。
時間はかなり遡ってしまうが、GPのサイドイベントでデッキテクを受けた際に、私は「デルバーと殻、トップメタに勝てるように調整した」と言った。
その結果は、ビルダー・チューナーを自称する私としてはそれなりに誇れるものだったとしておく。
ただ、環境は変わった。
《宝船の巡航》《出産の殻》、とついでに《時を越えた探索》禁止。
環境の高速化に歯止めをかけた呪文が軒並み禁止になった。
私のトロンはと言えば、元々中速(当時のデルバーは墓地肥やしから巡航ドローといった相手のライフに関わらない動きが多く、結果的にさほど早くはなかった)を狙った構成にしてあり、その速度で新環境に突入しようものなら四散爆破は必至だろう。
ならどうするか。組みなおす。
ということで調整後がこちらになる。まあ調整というか8割組み直しのレベルなのだが。
メイン 60
4 《ウルザの塔/Urza’s Tower(9ED)》
4 《ウルザの鉱山/Urza’s Mine(9ED)》
4 《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant(9ED)》
1 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》
10 《島/Island(ALA)》
4 《宝物の魔道士/Treasure Mage(MBS)》
4 《大建築家/Grand Architect(SOM)》
3 《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》
2 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
1 《隔離するタイタン/Sundering Titan(DST)》
1 《加工/Fabricate(M10)》
4 《差し戻し/Remand(RAV)》
4 《卑下/Condescend(5DN)》
3 《撤廃/Repeal(GPT)》
4 《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》
4 《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance(MRD)》
2 《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》
1 《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
サイド 15
1 《太陽のしずく/Sun Droplet(MRD)》
1 《加工/Fabricate(M10)》
1 《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
1 《ウルザの鎧/Urza’s Armor(USG)》
2 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
3 《払拭/Dispel(RTR)》
3 《押しつぶし/Squelch(CHK)》
3 《徴用/Commandeer(CSP)》
その名も、大建築家トロン。
コンセプトは至って単純で、マナ捻出手段をウルザランドと《大建築家》の二枚看板にする、というもの。
中身についてもある程度触れておく。
マナベースは一般的な青トロンと同じ土地23+マナアーティファクト4枚。正し廃墟とウルザランドの固定枠以外は全て島だ。《地盤の際》《幽霊街》《雲の宮殿、朧宮》《トレイリア西部》は全て不採用。
殆どのデッキが土地破壊をトロン対策に積むのに対して青トロンは往々マンランド対策に積むのだが、そもそもこんな土地を置いている時点でワンテンポ遅れている証拠であり、さらに起動して自身のテンポを損なうのはナンセンス過ぎる。《大建築家》というダブルシンボルを主軸にしていることもあり無し。
朧宮は大体の場合『たまに山になる島』程度の認識で正解だ。自己回収により自ターン青スペル+相手ターン打消しという動きが出来るが、2行動できる量のマナを出せるなら島も複数置いて然り、かウルザ土地の引き過ぎだ。別にあっても良いが血染めケアで不採用。
《トレイリア西部》は特に理由無し。というか青トロンでこんなゴミ積んでる余裕があるなら《ウルザの工廠》入れておいた方が大分マシだ。というかアンタップインするという理由だけで森とかの方がマシまである。唯一の例外はエンジェルパクト(《白金の天使》+《否定の契約》コンボを採用した型)ぐらいだ。
生物。
《大建築家》を生かすために《宝物の魔道士》はフル採用。2/2ならお茶を濁すくらいならできる、というのは調整中に実感したのでそのまま。最終的に探す先が無い場合が殆どだが、そうなってるときはたぶん負けてるか勝ってるかなので気にする必要はない。
《真面目な身代わり》も若干多いが、これは2tタリスマン3t身代わりから4tワームのプランを見据えた結果。要するにサブプランだ。《大建築家》のマナから出したり、《大建築家》の能力でマナ出したりと案外汎用性が高く、地味にクロック期待もできる。
大きいところはいつも通りなので割愛。
呪文。《知識の渇望》消滅。手札が土地に塗れた際のバックアップが効き辛くなったが、変わりに入っているのが《大建築家》なので止む無し。
他は置物含めいつも通りなので割愛。
サイド。バーン対策が特になかったので《太陽のしずく》と追加の《ワームとぐろエンジン》。ワームを探す際はほぼ2/2がおまけでついてくる状態なので案外盤面を保てることが多い。
後は《徴用》を水増しした。元々サーチ先だったが、サーチ元が消えたので単純に水増ししてカバー。性能は折り紙付き。
一応《押しつぶし》が入ってあるがこちらは《計略縛り》と応相談。前者ならスケープシフト相手に、カナスレの《もみ消し》のような形で使っていく。後者はどちらかというとストーム潰しだ。現状では、ストーム相手なら《炎の中の過去》から裏面まで撃たれて結局死にそうという理由から《押しつぶし》採用、ストーム対策を《ウルザの鎧》に任せている。
現状ではこんな感じになった。もし使ってくれる奇特な方が居られるのならば、ぜひ感想をいただきたいと思っている。
コメント