PPTQを連打したのである程度考察事項が増えた。少し時間を空けたり空けなかったりしつつ考えていこうと思う。


最初は《精霊龍、ウギン》は青トロンでどうなん、というところから。
登場以来それなりに使われてきていたのだが、今回のPPTQまでさっぱり使ってこなかった。実際のところ、着地して除去撃たれなければ勝てる各種茶生物を叩きこんで対応を迫った方が明らかに強いのだ。

とはいえ、ある程度実績あるカードを使わずに否定するというのもおかしな話なので、実際に使ってみた。
ということで目についた欠点一覧。

1.そもそもこれじゃなくていい。
ウギン愛用者を根こそぎ否定するような一言だが、率直に言ってしまうとここに尽きてしまう。
-Xのスイープは追放という点が若干のメリットではあるものの結局ミシュラランドに対応できないので《忘却石》と似たり寄ったりでしかない。
+の火力は本体連打ならエンドになり得るが、結局茶生物を引き込んで叩きつけた方が明らかに早くゲームが終わる。
盤面を押さえながらフィニッシャーを兼ねられる、ように見えるが流した返しのミシュラランドや火力で対応されることも少なくない。大体、《ワームとぐろエンジン》を出した方が止まることの方が多い。
結局、これじゃなくていいのだ。

2.探せない
サーチ手段が無いのでプランに組み込みづらい。結局引いた出せるの場面で行き当たりばったりに叩き付け気味。
結局、サーチ可能な土地やアーティファクトに軍配が上がる。

3.叩きつけたターンがノーガードになりがち
実はハードカウンターが殆どないので叩きつけた返しに死ぬことの方が多い。返しに死なないようなら着実に相手の動きを捌きつつ余力でライブラリを掘り進める方が堅実で、死ぬようなら着地させる場面じゃない。


ということで使ってみたものの、メインボードに収まるものではないだろう、というのが個人的な結論だった。
この辺りに関しては賛否あると思われるので忌憚ない意見をいただきたいと思う。

コメント

nophoto
ななし
2015年7月22日12:17

私はサーチ出来ないから3枚入れてる
印鑑も残るし青トロンに最適と思う
ただし効かないデッキが多いから
サイドからぬけやすい

nophoto
moco3n
2015年7月24日14:25

はじめまして。MOで青トロンいつも使ってます。このブログも大変参考にさせてもらっています。
ウギンはメイン1サイド1です。
メインのリセットは忘却石1、ウギン1、加工1~2です。

”そもそもこれじゃなくていい”
その通りなのですが、これじゃダメな場面もそこまで多くはなく、生物アグロ系全般に出てしまえばその後の展開も大きく阻害してしまえるので追加の忘却石のつもりで1枚はメインに入れています。
ただ、親和には全体除法が効かないので素直に忘却石を追加した方がいい場面もあるので、サイドの1枚は環境によっては石に変えようか考えているところです。
突然長文失礼しました。

闇鍋
2015年7月25日1:50

ななしさん
コメントありがとうございます。
探せない欠点を複数積みで解決するのは真っ直ぐな答えだと思います。
ただ、複数積みでサイドアウトが頻繁というのは、フィニッシュ力を補填するサイドが必要というのが懸念ではあります。

moco3nさん
意見ありがとうございます。使う側の視点と理由は貴重なので嬉しいです。
アグロ相手に強いというのは確かなのですが、そのためには着地後の返しに火力等で焼き切られないことが条件です。
今回は出来合いの青トロンに突っ込んだだけなので序盤の盤面裁きが若干甘かったかもしれません。もう少しリストを煮詰め直してみることにします。

nophoto
いか
2015年7月25日11:18

トロン揃わなくても延命できるよう
カウンター多めフィニッシャー少なめにしてたけど
今は全力でトロン揃えにいってる。
カウンターはドロー補助がある卑下、差し戻しだけ

闇鍋
2015年7月28日21:51

いかさん
コメントありがとうございます。
神挑戦者モダンのとき、会場に青緑トロンを使っていた方がいたのを思い出しました。
全力でトロンを揃える構成なら月は何にせよ致命的なので緑主軸に青を添える形、というのも面白そうではあります。

nophoto
erg
2015年7月31日2:39

青トロンタッチ白で使ってました
メインはウギン1に忘却石1で

ウギンのメリットはサイド後の《石のような静寂》に引っかからないこともあるかなと。その静寂自体も吹き飛ばせますし
忘却石の場合継続的に使うには《アカデミーの廃墟》が必須なので、単体で繰り返し使えるってのも大きな利点ではないでしょうか?最近は《集合した中隊》ですぐにリカバリーしてくるデッキもありますし。

欠点に関して私の場合は《流刑への道》をタッチしてるのでミシュランはそっちで対応しており、”探せない”という点に関してはそもそも《加工》が非常に弱いと思っているので欠点とは感じませんでした。《知識の渇望》で十分かと
《忘却石》のために加工を入れるくらいなら《けちな贈り物》の方が良いとさえ思ってます。

ただ一時期2枚とってたこともあるのですが、最近は1枚に戻しました。
理由としては、やはり回収手段がなくコストが重いのでカウンターのある相手だとやや苦しい感じがするのと、双子と親和に対して微妙だという点。やはり闇鍋さんがおっしゃっているとおり隙が大きいですね。
とはいえ不利な盤面をまくれる、相手によっては1枚で勝てる、トップデッキして嬉しいカードなので1枚はありかなと。

長文失礼しました。

nophoto
通りすがり
2015年8月14日0:40

Moとリアルで青トロンを回しており大変参考になります。
最近ウギンを試してみたのですが、
良い点は破壊ではなくリムーブなこと
エルフのエズーリに対する回答です。
忘却石と違い、すぐ起動しても自軍のタリスマンなどが割られないこと
ライフがなく、枚ターンアカデミーの廃墟起動で忘却石を使い回す場面でドローがとまるのでたまにウギンがいいこともあります。
ワームと違い、プレインズウォーカーの対処が環境的にしづらいことです。

デメリットはおっしゃるとおりなので私も基本的にはこれじゃなくても良い派です。

基本的に追加の忘却石と考えています。
ただし青トロンが苦手とする類いのデッキ(親和を除く)には忘却石ではできない動きができます。

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