禁止改訂発表で環境が大きく変わる(と言うか流石に今と比較すれば大分マシになる)ので色々と考え事をしていく。
あくまで改訂に伴う環境変化の『予想』でしかなく、コントロールデッキに属する青トロンは実際のメタ変動に合わせて柔軟に取捨選択を行い適応していくことが求められる。

・《ウギンの目/Eye of Ugin》禁止
流石に許されなかった。環境をエルドラージvsエルドラージヘイトに2極化させた張本人の一角。深くは語らない。
ただ、それだと味気ないのでメタの歪みについて少しだけ話しておく。
一応、今回の禁止に対して『エルドラージにメタを張れば勝てるから悪い環境ではなかった』と話す人もいたのだが、根本的な問題として1点にメタを張っただけで勝てるようになる環境は既に相当悪い環境だ。
因みにこの禁止により緑トロンが弱体化を余儀なくされ、青トロンの地位は相対的に向上した。と言うかBFZ後の対緑トロンは《絶え間ない飢餓、ウラモグ》により相当厳しくなっていた。緑トロンが今後のフィニッシャーに何を据えていくのかは要注目だが、少なくともウラモグ4とかは考え辛い筈で、《世界を壊すもの》が選択肢から外れれば大分マシなマッチアップになるだろう。

・《祖先の幻視/Ancestral Vision》解禁
青系のコントロールがこれ一枚で復権できるか、と言われると微妙だがオリジンで神童ジェイスを手に入れているため今後ちらほら見ることになるだろう。
メタゲームへの影響は微小で、1Tに青マナが安定して出ない青トロンでの採用も何というか辛い。

・《弱者の剣/Sword of the Meek》解禁
ソプターコンボ解禁。パーツ自体が大して強くない上、コンボを決めても即勝利に繋がらないのでコンボ自体は脅威ではない。あくまでテゼレッターの勝利プランの一角として考えるのがいい。
初期の環境ではこの手のアーティファクトコントロールと、対策の《石のような静寂》を頻繁に見るようになると予想できる。静寂は青トロンに対してもサイドボードから差し込まれるカードなので、メインサイド込で十分数のバウンススペルを用意しておくか、アーティファクトの起動に頼らないような構成にしておきたい。



サンプルレシピは後日。

コメント

nophoto
読者
2016年4月7日13:55

(神童ジェイスでは墓地の祖先の幻視を唱えられません)

闇鍋
2016年4月7日20:32

神童ジェイスは《祖先の幻視》と組み合わせるつもりではなく、単純に高パワー札として挙げさせてもらっています。基本的に自分から動いていく方が優位になりやすい環境なのでこのレベルの力が無いとモダンのアグロ系列を抑えるのは難しいのではないかと思っています。
幻視の悪用は、多分難しいんじゃないかなと思います。

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